冬の北海道で観光三昧!雪深い日におすすめな札幌の観光スポットと注意点
寒い冬、旅行を計画するときに候補になりやすい北海道。道内のいたるところに観光スポットがあり、季節を問わず多くの観光客が訪れています。今回はそんな北海道の中から、札幌市についてご紹介。おすすめの観光スポットはもちろん、雪深い市内観光での注意点も併せて説明していきます。
札幌市内の人気観光スポット
広い北海道の都心部となる札幌市。人口は道内の約4割弱を占めており、有名な観光スポットも点在しています。都会化された札幌市内でも自然が多く、その季節ならではの風景が見られる場所も多いのが特徴です。
大通公園
札幌市の中央、約1.5kmにわたる「大通公園」は、北海道観光ではもっとも定番のスポットです。「日本の道100選」や「都市景観100選」などにも選ばれており、都心に溶け込む自然の姿は地元住民の憩いの場でもあります。
大通り公園では、年間を通してさまざまなイベントが開催。全国的にも有名な「さっぽろ雪まつり」をはじめ、「夏まつり」や「オータムフェスト」など、札幌の四季の移り変わりを感じながら観光を満喫できます。
また大通公園の東端には「さっぽろテレビ塔」がそびえ立ち、高さ約90mの展望台から北海道の街並みを一望。天気が良い日には日本海や石狩平野まで見渡せ、小さな子ども連れでも気軽に楽しめるスポットです。
円山動物園
北海道の動物園と言えば旭山動物園が人気ですが、札幌市内にある「円山動物園」もおすすめ。動物たちの野生的な行動が見られるよう、なるべく自然にちかいかたちの展示に力を入れています。
動物と人との距離が近いのも特徴的で、ゾウやキリンはもちろん、ライオンなどの肉食動物から小さな鳥類まで、あらゆる動物を目の前で観察できるのです。子ども向け体験型イベントも定期開催されており、老若男女問わず癒し・気付きを得られるスポットと言えるでしょう。
札幌もいわ山ロープウェイ
四季折々の景色が楽しめる「藻岩(もいわ)山」。原生林は国の天然記念物に指定され、エゾフクロウやキタキツネ、クマゲラなど貴重な生き物たちの宝庫となっています。標高は約531mとそれほど高くありませんが、日本新三大夜景に選ばれた夜の絶景が見られるのも魅力です。
そんな藻岩山の目玉となるのが、「札幌もいわ山ロープウェイ」と「もーりすカー」。山の傾斜に合わせてゆっくり進むため、藻岩山を囲む札幌の街をじっくりと堪能できます。
運動が好きな方は、登山で山頂を目指すのもおすすめです。初心者向けから上級者向けまでいくつもの登山道が設けられており、県内から登山を目当てに訪れる人も多く見られます。行きは徒歩、帰りはロープウェイといった楽しみ方をしてみるのも良いでしょう。
モエレ沼公園
芸術的な観光を堪能したい方におすすめの「モエレ沼公園」。冬季は雪を最大限に活かした遊びが楽しめるスポットです。
廃棄物処理場を埋め立ててつくられた公園は、彫刻家のイサム・ノグチ氏によって手掛けられました。公園全体を一つの作品とした設計で、計算しつくされた景観は「大地の彫刻」とも言われています。
春には桜の花見スポットとなり、夏にはモエレビーチが開場。そして冬には雪が積もり、小高い山頂からは壮大な雪景色が一望できます。冬のモエレ沼公園で定番の過ごし方は、ソリやクロスカントリースキー。公園内のショップでは各用具をレンタルできるため、ウインタースポーツを楽しむには絶好の観光スポットと言えるでしょう。
北海道の積雪はいつまで?冬の札幌観光の注意点
北海道の面積は想像以上に大きいため、地域によって天気の移り変わりも異なります。そのため、季節だけでなく観光する場所に合わせた対策が必要です。今回はエリアを札幌市に限定して、降雪情報や冬の観光の注意点をご説明します。
秋から春先まで降雪する札幌
札幌市では例年、10月下旬~11月上旬に初雪を観測しています。その後1ヶ月間程度は降雪と雪解けを繰り返し、12月に入ると本格的に積もっていきます。積雪のピークは1~2月で、「さっぽろ雪まつり」が開催されるのもこの期間です。
服は着こみ過ぎると、かえって暑くなる
冬の北海道観光で気を付けたいのが服装。外気温は当然のごとく氷点下になりますが、建物内の温度は上着が不要なくらい暖かく設定されています。そのため、あまりに着込み過ぎると、かえって汗をかいてしまうかもしれません。
脱着しにくい服を重ねるよりは、しっかりと防寒できるコートやパーカーなどの着用がおすすめです。
スーツケースは運べない!リュックを背負うと安心
一泊二日以上の旅行にはスーツケースが便利です。しかし冬の北海道は例外で、雪の上でスーツケースを引くとキャスターがその役目を果たしてくれません。ほとんど引きずっているような感覚を覚えるうえ、キャスターに雪が絡まって故障の原因にもなりかねないのです。
一方、リュックサックを背負うと両手がフリーになり動きやすくなります。すべって転んだときにはクッション代わりになってくれるため、雪道に不慣れな方でも安心。どうしてもスーツケースの持ち運びが必要な場合は、なるべく早くホテルに預けられると良いでしょう。
しっかり準備して札幌の銀世界を楽しもう!
一年のうち約半分が降雪の季節となる札幌市。普段から雪と触れ合う機会が少ない方には、冬の札幌観光はたいへん魅力的です。ですが、冬ならではの魅力があるからこそ、注意しておきたいこともあります。観光スポットのリサーチはもちろん、注意点もしっかり踏まえて、充実した札幌旅行を計画してくださいね。
札幌市内のおすすめ人気ホテル
ホテルロンシャンサッポロ
住所:北海道札幌市中央区南5条東1丁目
ホテルエミシア
住所:北海道札幌市厚別区厚別中央2条5丁目5−25
ホテルモントレ札幌
住所:北海道札幌市中央区北4条東1丁目3−番地
京王プラザホテル札幌
住所:北海道札幌市中央区北5条西7丁目2番地1