はじめての学生旅行の注意点と準備するものについて詳しくご紹介

学生時代にはじめて行く仲間との旅行は、一生の思い出として心に残るものです。しかしながら、不慣れな旅先での団体行動は、思いもよらないトラブルに巻き込まれることも少なからず起こります。この記事では、学生旅行の注意点と、事前に準備しておくことで安心できる知識とポイントをまとめました。

学生旅行、卒業旅行で注意すること

旅行プランの立て方

複数のメンバーで行動をともにする学生旅行の場合、全員の希望を叶えるプランを作るのは至難の業です。旅行期間と予算を決めてから、目的地ややりたいことを検討していくほうがスムーズに決めることができるでしょう。参加者全員の気持ちをそろえることが楽しい旅の第一歩になります。

移動は身体の負担を考えて

移動に負担がかかり、目的地に着いて体調を崩してしまっては楽しい旅行が台無しです。とくに、メンバーの中に、飛行機がすごく苦手な人や激しく車酔いをする人などがいないか、事前に確認しておきましょう。どうしても対応できない人がいる場合は、代替えできる移動方法を検討したり、目的地を変更したりすることも大切です。また、現地でレンタカーを借りる場合は、ドライバーの負担も考慮し、交代しながら運転できると安心です。

持ち物管理は自己責任

団体で旅行すると、持ち物が混ざってしまったり、忘れ物をしてしまったりと、荷物のトラブルも起きやすくなります。買い物をしたお土産の袋など、自分のものかどうかきちんと確認をしましょう。近年よくある忘れ物として、スマホの充電器が多いそうです。旅行途中に、忘れ物に気が付き、せっかく楽しみしていた予定をキャンセルして引き返す事態もありえます。現地を出発するときには忘れ物チェックをするよう心がけましょう。

体調を崩してしまったら

山や離島などでは、病院がない場所もあります。旅行の途中で体調が悪くなってしまった場合は、無理せず早めに打ち明けましょう。体調を崩すことも想定して、健康保険証や常備薬を持参することも大切です。

会計係を一人にしない

団体旅行の費用は、高額なお金を扱います。航空チケットの手配や宿泊施設への支払いなどは一人に任せず、必ず複数の人で確認しながらお金を管理しましょう。食事の費用やその他の雑費など、どのように費用を負担するのか公平になるようなルールを決めておくとお金のトラブルを防ぐことができます。

意外と忘れがちな旅の準備チェックシート

貴重品

現金だけでなくクレジットカード、キャッシュカードを持っていくと、もしものときに安心です。また、レンタカーを借りるための運転免許証や急な病院での受診も考えて健康保険証も忘れずに用意しましょう。他に、学生証を持っていくと便利なことがあります。身分証明にもなり、学生割引などのサービスが適用されることもあるので積極的に活用しましょう。

チケット

航空券や乗車券などのチケットを発券している場合は、貴重品と一緒に管理しておきましょう。スマホなどで予約した場合は、発券に必要な予約ナンバーなどを控えておくと手続きがスムーズです。全員分のチケットを一人が管理するのであれば、必ず枚数をチェックし購入忘れがないか確認することも重要です。

電化製品

数日間の旅行の場合、スマホやデジカメの充電器は必須です。ケーブルなども忘れずに準備しておきましょう。また、デジカメ用の予備メモリや携帯用のWi-Fiルーターがあると、より便利になります。大人数で宿泊するときは、全員が一斉に電源を使うことはできません。とくに女性グループの場合は、ヘアドライヤーなど譲り合って使うようにしましょう。

生活用品

スケジュールが決まっている旅行の場合、着替えや下着類など洗濯できないことが多いので、予備を用意しておくと安心できます。また、温度調節のための上着や帽子、傘やウィンドブレーカーなど天候の変化に対応できるようにしておきましょう。男性の場合は髭剃りなど、女性の場合は生理用品など忘れずに準備しましょう。

あると便利なグッズ

団体旅行で一番面倒になるのがお金の管理です。メンバーから預かったお金を管理する財布を作り、電卓や筆記用具、メモや封筒などを用意しておくと便利です。後々もめることがないよう、領収書やレシートは忘れずに受け取りましょう。

はめを外し過ぎないように注意して楽しむ

未成年飲酒は法律違反

学生旅行の場合、グループに未成年者がいることがあります。その場のノリでお酒を飲んだり、飲ませてしまったりすることがないよう徹底しましょう。お酒を飲んで楽しむ様子をSNSにアップしたところ、未成年者に飲ませていることが発覚し内定取り消しになったと言うケースもあります。成人メンバーがしっかりと意識を持つことが大切です。

飲酒運転は絶対にしない

宿の部屋でお酒を楽しんでいるときにおつまみやお酒を買い足しに行くことになり、お酒を飲んでいるにもかかわらず車を運転して事故を起こしてしまった、と言うケースがあります。「近くだから」「1杯しか飲んでいないから」「酔いが醒めたと思うから」などの言い訳は通用しません。どんな状況であっても「飲んだら乗らない」を徹底しましょう。

節度を持って楽しむ

宿泊先は公共の場であって、自分達のグループ以外にも利用者がいます。調子に乗って深夜まで大騒ぎをしたり、廊下や浴室などで大声を出したりしないよう節度を持って楽しみましょう。他にも、旅行先で花火をしたところ近隣の住民とトラブルになったケースもあるそうです。花火をしても大丈夫な場所か確認し、火の始末をしっかりしてゴミは持ち帰りましょう。

どんなことも楽しんで思い出になる旅行にしよう！

学生旅行の経験は、さまざまなハプニングも含めて良い思い出になるものです。楽しい時間にするためには、旅行の注意点を確認しながら事前準備やお互いのルールを決めておくことも大切です。事前計画は大切ですが、現地でないと判断できないことは多々あります。どんな状況でも、それを楽しめるよう心に余裕を持ってのぞむとよいでしょう。ただ、くれぐれも安全と健康には気をつけてくださいね。