白銀の北海道でスキー旅行!準備の際に押さえておきたいポイント
国土の半分が豪雪地帯である日本は、世界的に見てもスキースポットの多い国として知られています。中でも、日本最多の豪雪地帯を誇る北海道は、スキーをするに最適の地域といえるでしょう。どうせ滑るなら白銀の世界を滑りたいと北海道へのスキー旅行を計画している人は多いかもしれませんが、準備の際にはいくつか意識しておきたいポイントがあります。北の大地に立ってから後悔することがないよう、しっかりポイントをチェックしておきましょう。
極寒の冬山を想定した服装
日本でもっとも寒冷な地帯として知られている北海道。スキーシーズンである12~2月の気温を見てみると、どの月も平均気温は氷点下になることがほとんどです。加えて、都心部ではなく雪山であればさらに気温が低くなるのは間違いありません。北海道でスキーをしようと思うのであれば、服装は1にも2にも防寒を優先する必要があります。
スキーをする際は当然スキーウェアや手袋、帽子などを着用することになりますが、大切なのは「インナーウェア」です。インナーウェアに何を着るかによって、防寒効果が大きく異なるといっても過言ではありません。選ぶ際は、「素材」をよくチェックするようにしましょう。素材が綿のインナーウェアは、極力避けるようにしてください。綿は汗を吸着しやすい素材のため、身体を冷やす原因となってしまいます。
おすすめは、レーヨンやマイクロアクリルなどの化学繊維を素材としたインナーウェアです。吸湿性が高く、乾きも非常に速いため、スキーをするのにぴったりな素材といえるでしょう。化学繊維を素材としたインナーウェアを着用したうえで、まだ防寒に不安があるようならフリースやセーターなどを持参しておくとより安心です。
ゲレンデで持っていると役立つアイテム
雪国育ちでゲレンデの勝手も十分理解しているのであれば心配ありませんが、普段から雪に慣れ親しんでいないまま北海道のスキー場に行くと、何かと不便が生じる可能性があります。そんなときに持っていると非常に役立つのが、以下のアイテムです。
防水式スマホケース
スマホを水などから守る「スマホケース」は、雪山で非常に重宝します。「自分のスマホは防水機能が付いているから大丈夫」と考える人がいるかもしれませんが、雪山でスマホケースが防いでくれるのは水だけではありません。北海道の雪山は氷点下20℃にまで下がる場合が多く、あまりの寒さにスマホが故障してしまう可能性があります。スマホケースはある程度保温性の機能も持っているため、ケースに入れウェアのポケットにしまっておけば、故障の危険性を減らすことができるでしょう。
リフト券ケース
持っていると非常に役立つにもかかわらず、意外と見落としがちなのが「リフト券ケース」です。リフト券ケースを持っていれば、リフト乗り場でもたつくことなくスムーズに乗り込むことができるでしょう。最近では、スキーウェアに付いているケースもありますが、確実ではないため持参しておくに越したことはありません。電車などで使用するパスケースを流用するのもよいかもしれませんが、スキーの途中で落としてしまうと大変なので注意しましょう。
日焼け止め
日焼け止めといえば夏の海水浴などに使うものという認識があるかもしれませんが、冬の雪山はその夏のビーチに負けないくらい紫外線が強い場所とされています。そのため、「日焼け止め」は必ず持参しておきたいところでしょう。日焼け止めは1度塗っても汗などで流れていってしまうため、2時間に1度程度の目安で繰り返し塗るようにしてください。
事前に把握しておきたい北海道の各スキースポット
北海道にはいくつものスキースポットが存在しますが、北海道は広大なため、1度の旅行ですべてのスキー場を回るのは困難です。旅行の前に各スキー場の特徴を調べ、自分にぴったりだと感じた地へ向かうようにしましょう。ここでは、北海道の代表的なスキースポットをいくつかご紹介していきます。
ニセコスキー場
北海道でも屈指の人気を誇り、海外からも多くのスキー愛好家が訪れているのがニセコスキー場です。北海道南西部に位置するこのスキー場は、抜群の雪質で知られています。さらさらとした雪のおかげで、スキー中に転倒してもそれほど痛みを感じません。また、ニセコスキー場はレベルに合わせたコース選びができるのもポイント。初心者から上級者まで、幅広いスキー愛好家が楽しめるスキー場です。
ルスツスキー場
羊蹄山や洞爺湖など、北海道を代表する自然を見渡せる地にあるのがルスツスキー場です。魅力はなんといっても絶好のロケーション。3つの山を滑ることが可能であり、北の大地の雄大な自然を眺めながらのスキーが楽しめます。また、ナイター営業もされており、昼とは雰囲気がガラリと変わった中で滑ることができるのも魅力的です。
トマムスキー場
北海道道央地区にあるトマムスキー場は、家族で行くのにおすすめのスキー場として知られています。施設の充実ぶりは他のスキー場と比べても抜きんでており、気温30℃に設定された屋内でのプール、スケート場やアイスドームなど、楽しめるスポットがいくつも用意されているのが特徴です。もちろんスキー場としての評価も高く、全部で29本のコースが設置されているなど、飽きさせない作りとなっています。
キロロスキー場
札幌から車で1時間程度、小樽から30分程度と、キロロスキー場はアクセスの良さが光ることで知られるスキー場です。2つの山に囲まれたキロロスキー場の魅力は、道内でも屈指の量とされるパウダースノー。白い雪煙を浴びながらのスキーが楽しみたいのであれば、キロロスキー場を選んで間違いはないでしょう。最長滑走距離が約4.5キロと、コースの長さが申し分ないのも特徴です。
しっかりとスキーの準備をして、白銀の大地を楽しもう!
真冬の北海道は、想像をはるかに超える寒さです。せっかくのスキー旅行で体調を崩してしまっては元も子もありません。準備の際は、決して防寒を軽視しないようにしてください。万全の準備を整えておけば、白銀の大地を思う存分楽しめるのは間違いないでしょう。