冬の北海道(ルスツ、トマム、ニセコ)のスキー場の違い
北海道といえばウィンタースポーツはもちろん、温泉やグルメも堪能できるとあって冬の旅行先には最適のスポット。特に人気なのがルスツ、トマム、ニセコのようなスノーリゾートのあるエリアで、12月から4月ごろにかけてのハイシーズンには世界各国から多くのスキーヤーが訪れます。それぞれのエリアにはどんな特徴があるのでしょうか。スキーコースの特徴や札幌からのアクセス、周辺施設を比較してみましょう。
世界から注目されている北海道のスキー場
見渡す限りの銀世界が楽しめる北海道のスキー場。広大なゲレンデは滑り心地抜群ですが、世界のスキーヤー、スノーボーダーをとりこにしているのは、そのスケールの大きさだけではありません。
ヨーロッパのスキー場は雪不足であるうえゲレンデの雪質が固く、上級者でも滑るのに苦戦するといいます。それに対して北海道のスキー場には軽いパウダースノーが毎日降り積もり、上級者は快適に、初心者は安心して滑ることができるのです。アルプスと比べて標高も低い北海道の山々は、ホテルからスキー場までの移動も簡単。こういった条件が外国のスキーヤーを魅了し、世界でも有数のスノーリゾートとして注目されるようになりました。
また、冬の北海道には、温泉や海の幸などの名物がそろい、その魅力を味わい尽くすには2~3日のスケジュールが必要です。そうなると、スキーを楽しみつつ、温泉やグルメで疲れを癒やせるリゾートが人気を集めるのは必然といえるでしょう。今回は北海道のスキー場のなかでも特に人気が高い、ルスツ、トマム、ニセコの特徴を見比べてみましょう。
札幌からのアクセスも良好の「ルスツ」
北海道の南西部に位置するルスツ。ゲレンデからは、「蝦夷(えぞ)富士」とも称される羊蹄山の絶景が望めます。村の中心に国道230号線が通っているため、札幌からの所要時間は車で約1時間と他のスキーリゾートと比べてアクセスしやすいことが魅力です。
スキー場
ルスツスキー場は、「WORLD SKI AWARD (ワールドスキーアワード)」の「Japan’s Best Ski Resort」「Japan’s Best Ski Hotel」の2部門で、2017年から3年連続、そして2022年に4度目の最優秀賞を受賞しています。
ルスツを構成する3つの山には計37個ものコースがあり、初心者から上級者まで、レベルに合った楽しみ方ができるのがポイント。リフトから即アクセスできるサイドカントリーパークは、地形を活かしたコースが広がる未圧雪ゾーンで、世界中の上級者から熱い視線が送られています。
雪の状態
ルスツは北海道のなかでも標高が高く、積雪量が多い地域です。空気を多く含んだパウダースノーを滑り降りる快感は、一度味わったら病みつきになることでしょう。
関連施設
ルスツリゾートは2008年の洞爺湖サミットで、国際メディアセンターとしても使用されたスポットです。北海道で最大規模の遊園地や、4コース72ホールのゴルフ場など、周辺施設が充実しているので、どの季節に行っても楽しめます。
ホテルは、館内施設が充実する「ルスツリゾートホテル&コンベンション」と、行き届いたおもてなしが魅力の「ウェスティンタワー」の2つがあり、目的に合わせて和室やメゾネットなどの多彩なルームタイプから部屋を選べます。近隣には「赤い靴公園」や「道の駅230ルスツ」もあり、子ども連れでも安心して楽しめるでしょう。
おすすめホテル
ルスツリゾートホテル&コンベンション
ジュニアスイートやファミリータイプ、和室など、バリエーション豊かなお部屋タイプをご用意。スキーイン・スキーアウトが可能なゲレンデ直結の立地で、スキースノボはもちろん、レストラン、温泉大浴場など施設は北海道で断トツNO1の充実度!ファミリー・グループ・カップル利用など様々なニーズにおすすめです。
住所:北海道虻田郡留寿都村字泉川13番地
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幻想的な風景が楽しめる「トマム」
トマムは北海道のほぼ中心に位置する、標高1239mのトマム山の南側を使って開発されたリゾートです。札幌からのアクセスは道東自動車道を経由して約2時間と、ルスツよりは少し時間がかかりますが、氷の教会を擁する「アイスヴィレッジ」は一見の価値があるでしょう。
スキー場
雄大な自然に囲まれたトマムには、初級者から上級者まで楽しめる多彩な29のコースがあります。初級、中級、上級とレベル別に作られたスロープには、さまざまなアイテムが設けられ、スキーヤー、スノーボーダーを楽しませる工夫が満載。 上級者限定で解放されるトマム山全面滑走が冒険心をかき立てます。
雪の状態
ルスツ同様、申し分のないパウダースノーが楽しめます。ナイターでも雪質がいいと評判なので、近くのホテルに宿泊するならぜひナイターも堪能しましょう。
関連施設
星野リゾートが運営するトマムには、スキーやスノーボードをしない方でも楽しめるスポットが随所に用意されています。トマム山のふもとに現れる氷の街は「アイスヴィレッジ」という施設で、なかでも祭壇やバージンロードが雪と氷で作られた氷の教会は見ものです。
山のふもとからゴンドラ1本でアクセスできる「霧氷テラス」からは、空気中の水蒸気や霧が樹木などについた、幻想的な霧氷が見られます。
おすすめホテル
トマム ザ・タワー by 星野リゾート
トマムのランドマークである「ザ・タワー」はリゾートの中心に位置し、 利便性の高いホテルです。日本最大級のウエーブプールを備えた「ミナミナビーチ」や最大20店舗以上の多彩なレストランなど、スキー以外の施設も充実しています!アクティブなリゾートステイをお楽しみください。
住所:北海道勇払郡 占冠村中トマム
トマム ザ・タワー by 星野リゾート+往復航空券 パッケージツアー検索・ご予約はコチラ >>
世界有数のパウダースノーの聖地「ニセコ」
札幌から車で約2時間40分、北海道の西側に位置するニセコは、羊蹄山、昆布岳、ニセコアンヌプリと、リゾートの三方を山に囲まれた丘陵地帯です。羊蹄山の絶景が望める、ダイナミックなロケーションが外国人に人気で、冬のニセコは日本で最も外国人率が高くなるといわれます。昼夜の寒暖差が大きいので、寒さへの対策は念入りに行いましょう。
スキー場
ニセコアンヌプリの裾野に広がる、4つの広大なスキー場はあわせて「ニセコユナイテッド」と呼びます。4つのスキー場で最大の規模を誇るグラン・ヒラフには、ホテル、コンドミニアム、温泉、レストランなど周辺施設等が充実しているので初心者も安心して楽しめます。
雪の状態
シベリア寒気団が吹き込む影響で圧倒的な量が積もるニセコの雪は、世界最高のパウダースノーとも称されます。他のエリアでは味わえない独特の浮遊感を楽しみましょう。
関連施設
ニセコビレッジスキー場は「ヒルトンニセコヴィレッジ」と「ザ・グリーンリーフ」の2つのリゾートホテルに直結しています。外国人観光客をターゲットにした飲食店では、食事代が高くつくことがありますが、国際交流も楽しめるので自分磨きには最適です。
おすすめホテル
ヒルトンニセコビレッジ
ニセコゴンドラに隣接した、ヒルトンブランドならではのワンランク上のマウンテンリゾート。羊蹄山を一望できる自家源泉かけ流しの4つ星温泉を完備しており、ウィンタースポーツで疲れた身体を癒します。隣接する複合施設「ショッピング&ダイニングエリア」はモダンと伝統美が織りなす日本文化が再現された街並みにショップやレストランが軒を連ねます。
住所:北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
ヒルトンニセコビレッジ+往復航空券 パッケージツアー検索・ご予約はコチラ >>
好みに合わせてじっくり検討を
どのエリアもそれぞれ違った魅力がある北海道のスノーリゾート。スキー場以外の観光地との距離や、宿泊を含めた予算、どう楽しみたいのかを考えて最適なスキー場を選んでくださいね!