日本の原風景と温泉が魅力!由布院でゆっくり旅行のすすめ
別府温泉に次ぎ、源泉数、温泉の湧出量も全国第二位を誇る由布院温泉。国民保養温泉地にも指定されており、国内屈指の温泉地として知られています。よくあるような歓楽街として発展した温泉街ではないため、今となっては女性が訪れやすい観光地として人気を集めています。
今回はそんな由布院の魅力を温泉はもちろん、温泉以外の魅力も含めて紹介していきます。由布院に興味のある方はもちろん、次の旅行は温泉でゆっくりしたいと考えている方もぜひ参考にしてください。
見た目も美しい温泉がたくさん
由布院に行ったらやはり楽しむのは温泉。ホテルや旅館もたくさんありますが、宿泊をしなくても入れる温泉がいっぱいあるので、宿選びとは別にどの温泉に入るのか選ぶのも楽しみの一つです。
日帰り温泉としておすすめなのが、「山のホテル 夢想円」。立ち寄り湯といえば必ず名前が上がるほどの人気スポットで、その魅力はなんと言っても露天風呂からの景色とその広さ。広さ約150畳ほどもある巨大な露天風呂からは、雄大な由布岳が望め、いつ見ても素晴らしいです。由布院を一望できる絶景スポットといえるでしょう。
他にも12室もの家族風呂を用意している由布岳温泉もおすすめです。内湯と露天風呂もいいですが、家族旅行ならぜひ家族風呂を活用してください。全室に内湯と露天風呂がついており、全ての温泉から由布岳が眺められます。登山のついでに寄るのがおすすめです。ユニークなものでは水着を着て入る「クワージュゆふいん」もおすすめ。運動浴やジャグジー浴など9種類もの入浴法を楽しめます。他にもたくさんの立ち寄り湯があるため、お気に入りの温泉を探してみましょう。
日本の原風景に癒やされる
由布院には日本の原風景がいたるところに残っており、それらを見るのも人気の楽しみ方となっています。今や由布院のシンボルともいえる「観光辻馬車」は特におすすめ。約40年以上も観光客に愛されているアクティビティです。約10名ほどで馬車にのり、由布院の観光名所を巡ります。馬車に揺られながら田園風景を楽しんでいると、到着するのは佛山寺や宇奈岐日女神社。馬車の中では御者さん(手綱を引く方)が由布院の歴史話をおもしろく話してくれます。
また古くから信仰の対象とされてきた由布岳は登山をしても楽しめます。豊後富士(ぶんごふじ)とも呼ばれ、万葉集や豊後国風土記などにもその名前が記されており、古くから親しまれてきたようです。登山コースは3つに分かれており、登山初心者でも登れるコースも用意されているので、頂上からの景色に興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。疲れた身体で温泉に浸かれば、より一層温泉が身に染みるでしょう。
食べ歩きで舌も満足
由布院の楽しみ方の一つに食べ歩きもあります。コロッケやとり天なども有名なのですが、注目してほしいのがスイーツ。ユニークなスイーツが数多くあるので、お土産にもおすすめです。例えば「ジャズとようかん 湯布院CREEKS.」の「ジャズ羊羹」なんかは、ピアノを模した見た目も可愛くてお土産にもぴったりです。見た目だけでなく、最高級のクーベルチュールチョコレートを贅沢に使っており、和菓子と洋菓子が融合した新感覚のスイーツです。羊羹でありながら紅茶やワインにも合うので、男性にも人気の高い一品です。
また健康意識の高い方から注目されているのが、由布見通り沿いにあるガトーショコラ専門店「ときの色」です。グルテンフリーで作ったスイーツなので、アレルギーのある方やダイエット中の方から人気の高いお店となっています。もちろん身体にいいだけでなく味も一級品。由布院の伝統的なお菓子も取り入れるなど、お土産にも適したお菓子が揃います。散策ついでに立ち寄って「ホワイトチョコレートソフトクリーム」を食べるのも、観光客の定番になっています。
芸術も感じよう
実はアートの街としても知られる由布院。駅舎の中にアートホールがあったり、温泉街の中に美術館が点在するなど、温泉街を散策するだけでもアートの風を感じられるでしょう。最近では2017年に旧由布院美術館跡地に建てられた「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」が新しいアートスポットとして注目を浴びています。村上隆や杉本博司の現代美術作品を楽しめます。設計を手がけたのは新国立競技場の建築家として知られる隈研吾氏なので、建物自体にも芸術を感じることができるでしょう。
由布院の魅力を堪能しよう
温泉のイメージも強い由布院ですが、実はいろんな側面の魅力があります。人気の高い観光スポットでありながら、日本の原風景がそのまま残されている土地でもあるので、ゆっくり癒やされたいという方にはピッタリの旅行スポットです