九州の有名温泉地と特徴・観光情報～湯布院編～について詳しくご紹介

九州の有名温泉地の中でも、比較的歴史が新しいとされる湯布院。「鄙びた」という修飾語は湯布院には似合いません。林や湖を散策しながら、スイーツやかわいいお土産を見つける…そんな、豊かな自然とオシャレな街並みの両方を満喫できるところが、女性に好まれる秘密とも言えるでしょう。
湯布院にアクセスしやすいのは大分空港。例えば東京―大分間は約1時間45分、大阪―大分間なら約1時間のフライトです。主要航空会社をはじめジェットスターやソラシドエアからの運航もあります。空港から湯布院までは「湯布院高速リムジンバス」で約1時間。湯布院内はだいたい徒歩で観光地を散策することができるので、のんびりしたいという人にはおすすめの温泉地です。

連続テレビ小説の舞台にもなった「湯布院」

湯布院は、2005年10月から2006年3月まで放映された、NHK連続テレビ小説「風のハルカ」のロケ地として一躍人気となりました。壮大な由布岳や美しい金鱗湖などの自然を舞台に、村川絵梨さん演じる水野ハルカの半生を描くドラマです。渡辺いっけいさんや木村佳乃さんなどそうそうたるメンバーとともに、何と2018年の「半分、青い」で話題を呼んだ「正人くん」こと、中村倫也さんも出演しています。湯布院を訪れるなら、ぜひDVDやロケ地まとめなどをみておくと、現地での散策がより印象深いものになるでしょう。

湯布院？由布院？

ガイドや駅名などの表記に「湯布院」「由布院」の2種類あるのをご存じでしょうか。
「湯布院」は、昭和３０年に由布院町と湯平町が合併して誕生した表記です。湯平町を含む場合は「湯布院」、広域の場合は「由布院」と表記されることが多いようです。
次第に区別も曖昧になりつつあり、観光案内やPRなどでは平仮名で「ゆふいん」という優しいイメージの表記も増えているようです。
「湯布院」として生まれ変わった街は、その後地元の名士たちが安易な開発を阻止しながら研究を重ね、理想を抱きながら現在のような趣に整えられました。湯布院が、昭和ノスタルジーと平成の新しさを兼ね備えているのは、そういう歴史によるのでしょう。

湯布院の温泉の特徴・泉質

湯布院温泉には、一度は泊まりたい有名旅館や部屋数が10室以下というプライベート感重視の施設が多いのが特徴です。個性的な部屋の設えや各旅館オリジナル土産などの工夫も魅力となっています。また、日帰り専用の入浴施設や旅館やホテルの立ち寄り入浴プランも充実しており、湯布院散策の楽しみにもなりそうです。
泉質は主に、肌に優しいアルカリ性単純温泉で、神経痛、筋肉痛、五十肩、冷え性、疲労回復などに効果があるといわれています。

湯布院の周辺観光情報

湯布院を訪れるなら、別府と合わせて2大温泉地を巡る旅が人気です。別府―湯布院間は高速バスも充実しており、利便性が図られているようです。どちらも日本を代表する名湯。全く趣の異なる2つの温泉を満喫するのも、旅の思い出になることでしょう。
ドライブ好きなら、レンタカーで九州横断もおすすめです。別府市内までは約40分から50分の山間コース、阿蘇へも九州屈指の人気ドライブルート「やまなみハイウェイ」を通る1時間30分から2時間のコース。雄大な自然を間近に感じながら、開放感たっぷりのドライブを楽しむことができます。

穏やかな温泉旅で安らぎたいなら湯布院へ

オリジナル商品や絶品スイーツなど話題満載でいまをときめく温泉地、湯布院。訪問地を湯布院に絞ってのんびり滞在するのもよし、少し足を伸ばして別府や阿蘇に出かけるのもよし、さまざまな旅のプランが可能です。
小規模でおもてなし重視の旅館・ホテルが多いので、計画と予約は早めがよさそうです。