道後温泉だけじゃない！四国で巡りたい温泉まとめについて詳しくご紹介

瀬戸内海に囲まれ、日本国内でも比較的温暖な気候が特徴の四国。観光名所も豊富にあり、旅行先としてもおすすめの土地ですが、外せないのが温泉です。愛媛の道後温泉は全国的にも有名ですが、実は道後温泉以外にもぜひ立ち寄って欲しい温泉はたくさんあるのです。

今回は四国のなかで、ぜひ立ち寄ってほしい温泉を紹介していきます。四国方面への旅行を検討していた方、もしくは温泉でゆっくりしたいと考えていた方は参考にしてください。

道後温泉

四国の温泉と言えば、道後温泉は外せません。日本最古の温泉といわれており、古くから物語の舞台として描かれてきたことでも有名です。古くは日本書紀や源氏物語、近代文学では夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台になったのが有名です。その道後温泉のシンボルとして知られるのが「道後温泉本館」。明治時代建設された由緒ある施設で、1994年に公衆浴場して初めて国の重要文化財にも指定されています。道後温泉本館は、2019年から大規模な補修工事を行っているため、時期的に利用できない場所もありますが、工事期間を2つに分けて行っているので道後温泉に行ったのに温泉に浸かれないと言うことはないので安心してください。

道後温泉には本館の他にも別館「飛鳥乃湯」と、地元の利用者も多い「椿の湯」があります。飛鳥乃湯は温泉としてもさることながら、伝統工芸と最先端アートを融合させた、まるで美術館のようなデザインでも有名です。5つある個室には、伝統工芸を活かして、道後温泉にまつわる物語や伝説を表現した装飾がされており、温泉に浸かった後も目で楽しむことができます。椿の湯は本館から2～3分のところにありますが、休憩室もなくシンプルな造りとなっています。その分観光客も少なく地元の人に人気です。温泉をじっくり楽しみたいと言う方にはおすすめです。

鳴門温泉

徳島の人気観光スポットとして知られる鳴門海峡。船に乗ってうずしおを見に行くクルーズが人気です。実はその鳴門海峡の近くでも温泉が湧き出ており、鳴門温泉と呼ばれ親しまれています。昔ながらの温泉街と言うよりも、大鳴門橋や鳴門海峡の景色を眺めながらゆっくり温泉に浸かれるモダンなホテルが点在しています。

どのホテルにも展望風呂が用意されており、さまざまな角度からのオーシャンビューが楽しめます。時期によっては徳島県産のいよかんやはっさく、すだちと言った柑橘類を浮かべて温泉を楽しむことも可能です。朝夕と表情を変える景色も素晴らしいので、時間を変えて何度か入浴に行くのもいいでしょう。ガーデンプールが用意されているリゾートホテルもあるので、過ごし方によって自分に合ったホテルを選びましょう。

あしずり温泉

高知県、四国最南端の温泉として知られるのがあしずり温泉。1,200年も昔に弘法大師が金剛福寺を建立した際に、ここに湧き出ていたお湯に浸かって疲れを癒やしたのが始まりと言われています。かつて起きた大地震によって地殻変動が起きたため、最近まで温泉の湧出はストップしていましたが、平成元年に源泉の採掘が行われ、平成11年に現在の温泉郷が誕生しました。現在では8ヶ所のホテルや旅館がこの源泉を引き、あしずり温泉郷を構成しています。

ユニークなのはホテル以外でも温泉が楽しめる施設があること。それが、あしずり温泉郷10周年を記念して建てられた「万次郎足湯」。各地に屋外で楽しめる足湯はありますが、万次郎足湯は室内で足湯が楽しめる施設となっています。足湯に浸かりながら窓の向こうに見えるのは恋愛成就のパワースポットとして知られる白山洞門。国内最大級の海蝕洞門で、洞門がハート型に見えることと、女神の横顔が浮き出ることから恋愛成就のパワースポットとして有名になりました。ぜひカップルで行って足湯に浸かりながら、並んで白山洞門を見るのがおすすめです。

こんぴら温泉

江戸時代には「一生に一度はお参りを」と言われ親しまれていたこんぴらさんこと、香川県の「金乃比羅宮」。そのこんぴらさんの麓にあるのがこんぴら温泉郷です。参拝のために長い石段を往復して疲れた身体を心地よく癒やしてくれます。こんぴら温泉郷には、気軽に泊まれる旅館からリゾートのような豪華なホテルまでさまざまなお宿があり、それぞれに趣向を凝らした温泉が用意されています。こんぴらさんを参拝した後は温泉でゆっくり休んで疲れを取ってくださいね。

四国で温泉めぐりの旅はいかが？

四国は八十八ヶ所巡礼でまわるお遍路さんも多く、各地に温泉宿が点在しています。歩き疲れた身体を癒やすのに、訪れた人々から愛される存在です。今回紹介した温泉も巡礼の中で通る場所もあるので、巡礼をしながら温泉巡りをするのもいいかもしれませんね。

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