スカイマークはなぜ人気?LCC・ANA・JALとの違いとお得に利用する方法
飛行機を予約する際に、必ずと言っていいほど目にする「スカイマーク」の文字。安価で利用できる航空会社といったイメージが強いですが、人気の理由は他にもたくさんあるのです。今回は、スカイマークとLCC・ANA・JALとの違いや、飛行機をお得に利用できる方法について詳しくご紹介していきます。
スカイマーク(MCC)とLCC・ANA・JALとの違い
日常的に飛行機を利用する人でも、各航空会社の特徴について詳しく知ることは少ないでしょう。人気の「スカイマーク」を含め、LCCやANA、JALの違いをそれぞれご説明していきます。
安いけど狭いLCC
LCCは「ローコストキャリア」の略称で、PeachやJetstarなどがその代表格。いわゆる格安航空会社です。昨今では「安い飛行機といえばLCC」と言うイメージも定着し、出張から旅行まであらゆるシーンで活用されています。
安価で利用できることが最大の魅力ですが、同時に伴うデメリットは避けられません。それは「とにかく狭い」と言うこと。大手航空会社のシートピッチ(座面と前の席までの距離)が31インチ(約79センチ)であるのに対し、LCCの飛行機は29インチ(約74センチ)です。この約5センチの差がかなり大きく、足が組めるか・組めないかの違いを生みます。
また、ローコストを目指すうえで路線数を制限しているため、希望の空港から発着できない場合も少なくありません。安いのは非常に嬉しいポイントですが、席の広さや空港の数からも利用者を選ぶと言えるでしょう。
JAL・ANAは快適だけど高い
JALやANAは「レガシーキャリア」と呼ばれ、その名の通り古くからある大手の航空会社です。機内サービスが充実しており、路線数も多いため国内外を問わず多くの人々が利用しています。シートピッチはもちろん31インチで、長距離移動でも快適な飛行が可能です。
そんなレガシーキャリアのデメリットは、やはり価格でしょう。LCCと同じ空港を発着しても、2倍程度の差額になることは少なくありません。可能ならばゆったり快適な旅にしたいですが、家族旅行など大人数での利用になると価格が決め手となりそうです。
スカイマークは安くて快適なMCC
「スカイマーク」はよく耳にする航空会社ですが、PeachやJetstarと同じLCCだと認識している方も多いのではないでしょうか。実はこれは間違いで、スカイマークはMCC、「ミドルコストキャリア」の航空会社なのです。
あまり聞きなれない言葉ですが、「LCCとレガシーキャリアの中間」という意味があります。つまり、「LCCより高価だがレガシーキャリアより安く、シートピッチが広い」といった具合に、両者のメリットを活かし、デメリットを絶妙にカバーしているのです。
スカイマークの魅力
安価で快適なMCC。中でも「スカイマーク」は利用者が多く、人気の高い航空会社です。そんなスカイマークの特徴や魅力について、LCCやレガシーキャリアと比較しながらご紹介していきます。
ANAやJALと同等のシートピッチ
「安価で乗れるなら仕方ない」と諦めがちなシートピッチの狭さ。スカイマークなら、ANAやJALと同じ31インチの座席で快適な移動時間を過ごすことができます。1時間程度の短い飛行であればLCCで節約するのも一つの方法ですが、体を痛めやすい方や高齢の方には「もう少しお金を出して快適に」と言う選択肢を増やしてみるのもいいでしょう。
受託手荷物が無料
飛行機を利用する際に気になるのが「荷物」。機内に持ち込める荷物には制限があるため、お土産を買ったために追加料金が発生した経験がある方も多いでしょう。MCCのスカイマークには受託手荷物サービスがあり、50×60×120cm以内の大きさであれば、20kgまで個数制限なく預けることが可能です。プラン変更や追加料金が発生するLCCに対し、標準プランでも無料で利用できる点は非常に大きな魅力でしょう。
ドリンクサービス
スカイマークでは、機内にて無料ドリンクサービスを提供しています。2024年3月よりリニューアルされ、コーヒー、ジュース、また「空で味わう就航地」をコンセプトに茨城県西部の猿島(さしま)台地が育んださしま茶の3種類へと拡大しました。LCCではドリンクも有料での販売になるので、無料で飲めるのは嬉しいポイントですね!
スカイマークの券種を知ってお得に予約しよう!
正規割引運賃(PEX運賃)
LCCとレガシーキャリアのメリットをバランス良く取り入れるスカイマーク。では、券種について詳しく見ていきましょう。航空会社や旅行会社の窓口やインターネットを通じて購入できる正規割引運賃(PEX運賃)では、「いま得」や「たす得」といったサービスがあります。これは予約時点で推測される最終的な混み具合、つまり「出発時にはこのくらい混むだろう」と言う予測値によって料金が変動する仕組みです。
いま得・たす得ともに割引額を決定する過程は同じですが、上手に利用しないと損をしてしまう可能性があります。
予約期限 | 予約便変更 | 割引率 | |
いま得 | 搭乗3日前まで | 不可 | たす得より高い |
たす得 | 搭乗1日前まで | 可(条件あり) | いま得より低い |
このように、いま得は割引率が高い代わりに予約変更ができないと言うデメリットが。そのため「安いからとりあえず…」と軽い気持ちで予約してしまうと、いざ便を変更したいとなったときに一度取り消す手間がかかります(購入前であれば手数料無料)。
対して、たす得であれば予約便の変更が可能。さらに搭乗1日前まで予約が可能なので、混雑具合によっては通常予約よりたす得を利用した方が安く済む場合もあります。完全に予定が決まっている場合はいま得を、利用客の少ない便をギリギリに予約したい場合はたす得を利用するなど、状況にあった使い方ができると便利です。
包括運賃(IIT運賃)
尚、さらにお得に、そして便利に予約するなら、ホテルやレンタカーがセットになったパッケージツアーでの申し込みがオススメです!
パッケージツアーに組み込まれている航空券が、上記で説明した正規割引運賃と異なるのをご存じですか?パッケージツアー組み込みの航空券は、包括運賃(IIT運賃)と言って、正規割引運賃よりも格安で料金が設定されています。また、スカイマークの包括運賃の場合、出発21日前までは取消料が不要なので、先の日程の旅行の予約もしやすいのが特徴です。
エアトリ国内ツアーでも、スカイマーク利用のパッケージツアーを販売中!エアトリ国内ツアーでは、乗継便や周遊プランなどツアー数を豊富に取り揃えています。また、ご予約後は事前に座席指定もできるので安心です。
スカイマークでお得に快適な空の旅を!
MCCで人気のスカイマークは、LCCとレガシーキャリアのデメリットを上手くカバーした航空会社です。スカイマークならではのサービスを利用することで、LCCと同じくらいの金額で利用できる場合も。賢くお得な便を予約して、少しでも有意義に旅を楽しみましょう。