秋田美人の源!秋田に行ったら一度は足を運びたい温泉5選
冬の旅行といえば真っ先に「温泉」を連想する方が多いのではないでしょうか。ただ温泉は日本全国に存在するため、行き先に悩んでしまうかもしれません。そこで今回、おすすめしたい温泉旅行の行き先が「秋田」です。多くの名湯があることで知られる東北ですが、秋田も例に漏れず有名な温泉がいくつも存在します。温泉に浸かりしっとりとした美肌を手に入れて、「秋田美人」に近づいてみませんか?
秋田に多い「美人の湯」の効果とは?
秋田は「美人の湯」が多いことで知られています。とはいえ、美人の湯と聞いても具体的にどのような効果があるのか、詳しくは知らないという方が多いかもしれません。美人の湯という言葉だけを見ると、そういう泉質が存在するのだと思いがちですが、実は美人の湯という泉質は存在せず、全国各地にある美人の湯はそれぞれ泉質が異なります。
ただし、美人の湯を謳う温泉にはしっかりとした共通点があるため、決して客引きのための適当な宣伝というわけではありません。美人の湯と呼ばれる温泉は、そのほとんどが「弱アルカリ性」の温泉です。加えて、カルシウムイオンとナトリウムイオンが入っていることも特徴といえるでしょう。
アルカリ性の温泉にカルシウムやナトリウムのイオンが含まれると、湯にとろみが生じ、清浄作用や肌をサラサラにする作用が発生します。こうした温泉に浸かっていれば肌が美しくなるのは間違いなく、それゆえ美人の湯と呼ばれているのです。
秋田のおすすめの温泉スポット
自然豊かな秋田は、多種多様な温泉に恵まれています。ここではその中から、特におすすめしたい温泉を5つご紹介していきます。
乳頭温泉郷
秋田の代表的な温泉として、全国的にも知名度の高い温泉が、仙北市にある「乳頭温泉郷」です。乳頭温泉郷とは、十和田八幡平国立公園内の乳頭山山麓に点在している7つの秘湯の総称であり、7つの秘湯はそれぞれ異なった効能を持っています。その中でも特に有名なのが「鶴の湯」で、江戸時代には秋田藩主が利用していたことからもわかるように、乳頭温泉郷でもっとも古い歴史を持っているのが特徴です。
また鶴の湯は硫黄がたっぷり入っていることもあり、湯にゆっくり浸かっていると、血行が促進され肌の代謝が良くなるのもポイントです。乳頭温泉郷には鶴の湯以外にも、薬湯と呼ばれる「孫六温泉」や原生林の中に露天風呂がある「蟹場温泉」など、一度は足を運んでおきたい温泉がたくさんあります。“湯めぐり帖”を購入すれば7湯すべてを堪能できるため、温泉好きならば訪れて損はありません。
秋田温泉プラザ
秋田の温泉というと秘湯のイメージがありますが、アクセスの良い秋田市内にも評判の高い温泉が存在します。それが「秋田温泉プラザ」です。秋田温泉プラザの特徴は、なんといっても「美人の湯」であること。泉質は塩化物泉ですが、PH値がアルカリ寄りのため、湯は弱アルカリ性の温泉のようなとろみがあります。
まるで美容液のような秋田温泉プラザの湯は、美肌効果だけでなく神経痛や慢性婦人病への効果も期待できることから、女性人気が非常に高いのがポイントです。入浴後は食事処で秋田名物が楽しめるのも、秋田温泉プラザの魅力。新鮮な野菜や秋田産の比内地鶏を使用した丼ものは、まさに絶品といえるでしょう。
水沢温泉郷
高い透明度と日本一の深さが有名な田沢湖の近くには、「水沢温泉郷」が有名です。水沢温泉は源泉が非常に豊富なのが特徴であり、鮮やかなコバルトブルーの湯は一見の価値があるといっていいでしょう。料金が安く、気軽に湯に浸かれるという点も魅力。
また、水沢温泉を訪れた際には、ぜひ田沢湖にも足を運んでみてください。たつこ姫伝説(美しい姫が竜となって湖に沈むという話)があり、神秘的な雰囲気を醸し出す湖では、水上バイクや遊覧船を利用することができます。四季によってさまざまな表情を見せる自然な湖を、思う存分堪能してみてください。
男鹿温泉郷(おがおんせんきょう)
秋田と聞くと、真っ先に連想するのが「なまはげ」という方も多いのではないでしょうか。その“なまはげの里”として有名な男鹿半島にあるのが「男鹿温泉郷(おがおんせんきょう)」です。平安時代の征夷大将軍、坂上田村麻呂が発見したという伝説も残る男鹿温泉は、保温効果の高い湯とされ、美肌効果が期待できます。
また男鹿温泉郷では至るところになまはげにちなんだモニュメントが見られるのも特徴です。「男鹿温泉湯めぐり」というサービスを利用すると、魔除けのなまはげ包丁が記念品として貰えるので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
秋の宮温泉郷
秋田県南部に位置する湯沢市には、秋田最古といわれる「秋の宮温泉郷」があります。明治時代の文豪武者小路実篤が愛した地ともいわれるこの温泉は、風光明媚な景観が大きなポイント。「秋の宮」という名前が示す通り、紅葉の名所としても有名です。
秋の宮温泉郷は、各宿がそれぞれ独自の源泉を持っているのが特徴であり、利用する宿次第でさまざまな泉質を楽しむことができます。また、深さ130cmの風呂や野天風呂など、他ではなかなか見られないタイプの湯が多く揃っているため、温泉好きが満足すること間違いなしです。
秋田の温泉で身も心もリフレッシュ
ご紹介したように、秋田には数多くの名湯が存在します。特徴や効能は温泉によって異なるため、旅行の際は自分に合うと感じた温泉に行くようにしましょう。ゆっくり温泉に浸かり、冷えた身体を温めれば、身も心もリフレッシュすること間違いなしです。