一度は足を運んでおきたい!沖縄の歴史を感じさせる名所
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かつては琉球王国として独自の文化を築き、太平洋戦争では日本で唯一戦場になるなど、沖縄は多くの歴史が詰まっている土地として知られています。そのため、歴史好きはもちろん、沖縄の文化に少しでも興味を持っているのなら、一度は足を運んでおくべき名所が数多く残されているのが特徴です。今回は数多くある沖縄の歴史を感じさせる名所の中から、代表的なスポットを3つご紹介します。
世界文化遺産に登録されている琉球王国の聖地「斎場御嶽」
那覇市の中心から車で45分程度走っていくと、1429年から1879年までの450年間にわたりこの地を支配していた、琉球王国最高の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」が見えてきます。琉球神話に登場する女神・アマミキヨによって作られたとされる斎場御嶽には、6つの神域があるのが特徴です。そのうちのいくつかは琉球王国の王城だった首里城にある部屋と同じ名前を持っているなど、琉球王朝との深い結びつきを感じさせる地となっています。
神が作ったといわれるだけあり、斎場は神秘的で静けさに包まれた空間です。聞こえるのは、風にそよぐ木々のざわめきや、鳥のさえずる音のみ。非日常的な自然の中を歩いていけば、心が洗われていくのではないでしょうか。また、斎場御嶽は巨大な岩によって作られた三角形のトンネルがある「三庫理(さんぐーい)」が有名です。この三庫理は斎場御嶽の中でもっとも格式高い場所とされ、この地を創ったアマミキヨが降臨する場所ともされています。
斎場御嶽は歴史的な価値以外にも、その由来などから沖縄屈指のパワースポットとして評判です。緑豊かな土地と、パワーを秘めているとされる巨大な岩石が数多く存在しているため、スピリチュアル好きなら足を運んで損はありません。ただし、ご紹介したように斎場御嶽は聖地として知られる厳粛な場であるため、訪れる際はしっかりマナーを守るようにしてください。
昔ながらの沖縄文化を楽しめる「琉球村」
琉球王国から沖縄県となって長い年月が経っているため、現在ではところどころにしか王国時代の名残を見つけることはできません。しかし、沖縄県中部にある恩納村には、琉球王国時代を感じることができるテーマパーク「琉球村」があります。スタッフは伝統的な琉球の衣装に身を包み、毎日伝統芸能を見学できるなど、いまはなき琉球文化を堪能できる点で、他の観光スポットにない魅力といえるでしょう。
琉球村を訪れたら、絶対に見ておきたいのが「古民家」です。施設内に建っている古民家の中には、実際に各地に建てられていたものを移築してきたものが多く、中には築200年以上のものもあります。門や扉がなく、漆喰の屋根の上には守り神シーサーが鎮座している古民家は、沖縄以外では目にすることができないのは間違いありません。
琉球村ではただ見学するだけでなく、沖縄独自のお菓子、サーターアンダギー作りや織物や染め物の体験ができるのも点も魅力的。また、観光客も参加型のカチャーシー(沖縄の踊り)も頻繁に開催されているため、みんなで一緒に踊れば素敵な思い出となることでしょう。
沖縄戦について学べる「旧海軍司令部壕」
1941年から始まり、1945年に日本が降伏したことで終結した太平洋戦争。沖縄はこの戦争で唯一地上戦が行われたことで知られ、1972年までアメリカに占領されていたなど、他県と比べても戦争の傷跡が大きいことで知られています。そんな沖縄と戦争について、学ぶことができるスポットが「旧海軍司令部壕」です。旧海軍司令部壕は沖縄戦において司令部が置かれていた場所であり、その長さは450mにもなるといわれています。
現在公開されているのは司令官室や医療室跡などの一部分のみですが、それでも当時の軍人たちがどのような環境下で戦っていたのかを知ることはできます。また、幕僚室には自決に使用した手りゅう弾の痕跡があるなど、生々しい姿を残しているのも特徴です。
旧海軍司令部壕は、壕に入る前に資料館を見て回ることができます。資料館には、司令官の電文や、壕を掘るのに利用したとされる「くわ」や「つるはし」、日本軍が使用した銃器などが展示されています。決して見ていて気持ちの良いものではないかもしれませんが、当時の沖縄で何があったかを知るのは、非常に重要なことといえるでしょう。
独自の文化を築いてきた沖縄の歴史に触れよう
日本の中でも、独自の文化を築いてきた沖縄には、さまざまな興味深いスポットが残っています。ショッピングやアクティビティを楽しむのも良いですが、少しでも文化や歴史に興味があるようなら、今回ご紹介したスポットにぜひ足を運んでみてください。