冬の北海道旅行、家族にもカップルにもおすすめなエリア「旭川」の見どころ4選について詳しくご紹介

先日、平年より遅い初雪が観測された北海道旭川市。これからどんどん雪深くなっていくことでしょう。雪が多く非常に寒い旭川は、冬の観光には向かないと思われがちです。しかし、実は冬だからこそ楽しめるイベントや観光地が豊富で、冬の旅行先にはぴったりのスポットなんです。今回はそんな、「冬の旭川」の見どころを4つご紹介します。

冬の北海道旭川市はどんなところ？

旭川市は、北海道中央部にある、道北と呼ばれるエリアに属する都市。旭川空港へは東京・大阪・名古屋などから直行便が出ており、アクセスは良好です。観光地として高い人気を誇り、年間500万人以上の観光客が訪れます。

旭川市の冬は、大変寒くて雪が多いのが特徴です。12月の一日の平均気温は－4.3℃で、平均降雪日数は29.3日（2018年11月時点でのデータ）。冬は毎日のように気温が氷点下になり、雪が降るのです。そんな厳しい気候で知られる一方で、全国的にも有名な旭山動物園、旭川冬まつりなど、観光地としての魅力にあふれています。

見どころ①：旭山動物園

日本最北の動物園。「伝えるのは、命」というテーマを一貫して掲げ、動物の自然な行動・生態が見られる「行動展示」「生体展示」をおこなっています。生態に合わせて環境を整えることで、のびのびとした姿を引き出しているのです。

例えば、オランウータンの展示場には「空中運動場」を設置しています。これは、オランウータンが樹木の上で生活し、高いところを好む動物なため。また、あざらし館のプールには筒状の水中トンネルを設置しており、好奇心旺盛がなあざらしが、トンネルを潜り抜けて遊んだり、人間を見つめたりする様子を見られます。

こうした展示のしかたにより、動物たちはのびのびと暮らすことができ、それを見る人間も驚きや喜びを感じられます。実際に、訪れた人のほとんどが「また行きたい」と感じるそう。

冬の旭山動物園の見どころ

冬の見どころは、何と言っても「ペンギンの散歩」です。雪の積もる園内を約500メートル、30分かけて歩く姿を、柵や仕切りのない状態で、間近で見ることができます。毎年1月末ごろからは混雑しますが、12月は比較的見やすいのでおすすめです。

また、ホッキョクグマやホッキョクギツネといった寒い地域の動物の、活発な姿をじっくり観察できるのも冬ならでは。寒い中、足を運ぶ価値は十分にあるでしょう。

見どころ②：旭川冬まつり

旭川冬まつりは、毎年2月初旬から6日間開催される冬のお祭り。過去にギネス記録を更新した “世界最大級”の大雪像を展示し、毎年約100万人の観客を動員しています。

雪像のほかにも、お笑い・歌のステージ、旭川グルメ・北海道グルメが楽しめる飲食ブース、ロング滑り台・迷路といったアクティビティなど、老若男女問わず楽しめる要素が盛りだくさん。さらに、冬にはめずらしい花火を見ることもできます。せっかく冬に旭川に行くのなら、ぜひ日程を合わせて訪れましょう。

平和通買物公園

旭川冬まつりの会場のひとつになっているのが、日本初の歩行者天国として知られる「平和通買物公園」。さまざまな飲食店が立ち並び、一年中楽しむことができる場所です。冬まつりの目玉である「氷彫刻」の世界大会がここで開催されることもあって、冬は特ににぎわいます。氷でできた彫刻がライトアップされる光景は幻想的で、一見の価値ありですよ。

見どころ③：雪の美術館

「雪の結晶」をイメージしてつくられた、旭川市の美術館。中世ヨーロッパを思わせる洋館で、まるで夢の中にいるような非日常体験ができます。中に入れば、雪のように真っ白なエントランスに、地下水を凍らせてつくった無数の氷柱を観賞できる「氷の回廊」、顕微鏡撮影した雪の結晶を、壁一面にステンドグラス状に展示した「スノークリスタルミュージアム」など、ハッとするほど美しい光景が広がります。

なお、雪の美術館には衣装をレンタルして写真撮影できる「お姫様体験」や、フォトウェディングプラン、ブライダルプランなどもあります。気になる方はぜひ、雪の美術館の公式ホームページから問い合わせてみましょう。

見どころ④：天人峡温泉

最後に紹介するのが、旭川空港から車で45分の天人峡温泉です。ホテル・旅館は2軒しかないものの、それぞれ日帰り入浴も可能。硫酸塩泉の泉質は「肌がツルツルになる」と評判で、体が温まって疲れもよく取れます。

温泉街の近くには、日本の滝百選にも選ばれた落差270メートルの羽衣の滝と、「東洋のナイアガラ」と呼ばれる敷島の滝があります。旭川旅行の締めくくりにぜひ立ち寄り、温泉と絶景で旅の疲れを癒してはいかがでしょうか？

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