南国・宮崎を楽しむなら、絶対に足を運んでおきたいレジャースポット
日本のなかでは温暖な地域として知られ、冬にはスポーツチームのキャンプ地として利用されることも多い宮崎。南国独特の自然が広がる宮崎には、足を運んでおくべきレジャースポットが豊富です。今回は数多くあるスポットのなかから、さまざまな体験ができるスポットをご紹介していきます。
ボートで楽しめる「高千穂峡」の絶景
宮崎県高千穂町を流れる五ヶ瀬川。この五ヶ瀬川にある峡谷が「高千穂峡」と言う九州屈指の観光スポットです。国指定の名勝地であり、天然記念物にもされている高千穂峡は、はるか昔、阿蘇山の噴火をきっかけとして断崖が形作られたといわれています。断崖の高さは、80~100メートル。これほどの高さの断崖が約7キロメートルも続いていく姿は、まさに圧巻です。
高千穂峡には「日本の滝百選」に選出され、峡谷のシンボルでもある「真名井の滝」があります。高さ約17メートルにもなるこの滝は、天村雲命(あめのむらくものみこと)と言う神が、この地の湧き水とするために作ったと言う神話が残されている、非常に神秘的な滝です。高千穂は神々の里といわれており、この真名井の滝以外にも神話関連のスポットがいくつも存在するため、スピリチュアル好きなら足を運んで損はありません。
高千穂峡を満喫するため、必須となるのがボートです。ボートは直接現地で受付をする必要がありますが、事前の予約は一切できません。また、ボートは基本的に8時半から17時まで(最終受付は16時30分)の営業となっていますが、混雑の際は午後に貸し出しが打ち切りとなるケースがあることも覚えておきましょう。
ボートに乗ったらまず見ておきたいのが、「仙人の屏風岩」と呼ばれる巨大な断崖。仙人の屏風岩の両脇には大きな岩の柱「柱状節理」がそびえたち、その間を滝が落ちていく光景は、まさに絶景。また、ボートでは高千穂三橋と呼ばれる3つの橋を見ることも可能です。3本ものアーチ橋を一つの峡谷の一か所で見ることができるのは、日本全国でもここだけと言われています。
巨大なコーラ工場を見学できる「グリーンパークえびの」
のどかな風景が続く宮崎県南西部にあるえびの市。そこに突如として姿を現す巨大な施設が「グリーンパークえびの」です。グリーンパークえびのは、日本人なら馴染み深いコカ・コーラ社の製品を年間700万ケース製造しているとされる工場であり、工場やギャラリーを見学することができます。
最近では、海外からの観光客も増えていると言う工場では、窓越しに工場が稼働している姿を自由に見学できたり、コカ・コーラ130年の歴史のなかで生み出された多くのコレクションを鑑賞できたりするのが大きな魅力。700点以上のコレクションには歴史的価値があるものも多く、たとえコカ・コーラ好きでなくても楽しめるのは間違いありません。
この他にもグリーンパークえびのには、コカ・コーラ社の製品を試飲できる「試飲コーナー」を始め、フォトジェニックなアイテムがいくつもそろえられた「フォトスポット」、さまざまなお土産を購入できる「ショップ」といった施設があるため、家族や友人と楽しめるのは間違いないでしょう。
綾馬事公苑なら自然のなかで乗馬が楽しめる!
宮崎旅行を楽しむなら、一度は体験してほしいのが「乗馬」です。宮崎は南部の都井岬で天然記念物とされている野生馬が伸び伸び暮らしているなど、馬と関わりの深い地域。そんな馬に乗って走れるのが、宮崎県東諸県郡綾町にある「綾馬事公苑」です。
綾馬事公苑では、その人の乗馬技術に見合ったコースが用意されているのが特徴。初心者であれば「ビギナーコース」でブリティッシュスタイル乗馬(ヨーロピアンスタイルとも呼ばれる)を楽しめ、乗馬経験が豊富であれば「アドバンスドライダーコース」で本格的な乗馬レッスンを受けることができます。どちらも雄大な自然のなかで乗馬ができるため、心のリフレッシュにはもってこいといえるでしょう。
また、綾馬事公苑は桜の名所としても有名です。苑内には約1,300本のソメイヨシノが植えられており、満開の季節となると桜のピンクと芝生の緑が組み合わさり、大変美しい風景を提供してくれます。春に宮崎の旅行を計画しているのであれば、花見と乗馬を一つの場所で楽しめる綾馬事公苑を、ぜひ検討してみてください。
南国・宮崎に魅力的なスポットが盛りだくさん
今回ご紹介したスポット以外にも、宮崎には四季折々の草花を楽しめる「フローランテ宮崎」や、歴史的価値の高い古墳が立ち並ぶ「西都原古墳群」など、魅力的なスポットがたくさんあります。旅行の際は事前に情報を集め、自分の好みに合う場所を旅するようにしてください!