沖縄の伝統芸能エイサー!おすすめエイサー祭り7選!
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沖縄には昔ながらの伝統が色濃く残っていますが、そんな中でも観光客に人気なのが「エイサー」。一口にエイサーと言っても、各地域によってそれぞれの型があるため、どこに遊びに行くかによってさまざまなエイサーを楽しむことができます。
今回はエイサーとはなにか、そして沖縄に数ある中からおすすめのエイサー祭りを紹介していきます。沖縄の伝統を肌で感じながらお祭りを楽しみたい方は参考にしてください。
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「エイサー」ってそもそもなに?
エイサーとは本土で言う盆踊りのような行事にあたり、お盆の時期に戻ってくる先祖の霊を送迎する踊りです。旧盆になると太鼓などを鳴らし、地域内を踊りながら練り歩く沖縄の伝統芸能のひとつです。
エイサーは形態によっていくつかに分類されますが、現在最も盛んなのは太鼓を使ったエイサー。地域によっては太鼓を用いない「手踊り」というエイサーも残っていますが、これがエイサーの最も古い形と言われています。
エイサーは地域によっても異なるだけでなく、近年では音楽もポップスを用いたり、衣装も独創的なものを用いるグループも出てきていて多様化しています。そのため沖縄を回りながらさまざまな祭りに参加すれば、全く違う楽しみ方ができるのもエイサーの魅力です。
沖縄県内最大規模!「沖縄全島エイサーまつり」
はじめにご紹介するのは、「エイサーのまち」沖縄市コザで行われる沖縄全島エイサーまつりです。沖縄県内最大規模のこのお祭りは、毎年30万人以上の観客動員数を誇り、毎年8月の旧お盆明けの最初の週末に行われます。
“全島”の名の通り、沖縄県内各地から選抜された青年会などの団体が一堂に会し、代々受け継いできたエイサーを繰り広げます。このお祭りは3日間にわたって行われ、1日目の金曜日は「みちじゅねー」、2日目の土曜日には「沖縄市青年まつり」、最終日の日曜日には本祭の「全島エイサーまつり」が行われ、見どころ満載。全島から選抜された団体が参加しているため、レベルの高い演舞を堪能できます。地域によってスタイルや太鼓の種類なども違うため、見比べながら鑑賞するのも楽しみ方の一つです。2日目と3日目の最後には、カチャーシーを観客も一緒になって踊ることができますので、沖縄の伝統文化を肌で感じたい方にもオススメです。
沖縄全島エイサーまつりに向け、気分を高める「エイサーナイト」
エイサーナイトとは、「沖縄全島エイサーまつり」のプレイベント的なイベントです。沖縄市が「エイサーのまち宣言」をした記念日でもある、6月13日から(毎年13日以降の最初の土曜日から開催)全島エイサーまつりが行われる8月中旬まで行われます。沖縄市のコザ・ミュージックタウン音楽広場、一番街商店街といったところを会場に、週末各地の広場でエイサーが披露されます。毎週3~6つほどの青年会が集まり、各青年会の演舞を楽しめるので、本番と同じ雰囲気を感じられることができます。
見ごたえがある「那覇一万人のエイサー踊り隊」
毎年8月の第一日曜日に行われる県内最大級のエイサー祭りです。那覇国際通りで行われており、今や那覇の風物詩となっています。毎年一般公募で踊り手を募っており、その数は1000人にものぼるうえ、毎年沖縄出身のタレントを呼ぶなどして大盛況です。
県内各地の青年会や子供会、一般の方などの団体が参加しており、伝統的なエイサーを踊る団体もあれば、独創的な創作エイサーを踊る団体もあり、見ごたえ抜群です。
子どもだからと侮るなかれ「全沖縄子どもエイサーまつり」
毎年7月の最終日曜に沖縄全土から総勢600人以上の子供たちが集まるエイサー祭りです。子供のエイサーとはいえ、大人の踊りに見劣りしない迫力があります。というのも沖縄では子供のころから団体競技としてエイサーを踊っているので、子供でも十分に踊れるのです。子供エイサーまつりは夏祭りである「とみぐすく祭り」や「豊見城ハーリー大会」と同時に開催されているため、エイサーと共にさまざまなイベントを楽しむことができます。
家族で楽しめる「糸満ふるさと祭り エイサーinいとまん」
本島南部に位置する糸満市で、毎年8月中旬に行われるのが「糸満ふるさと祭り」です。地元の人や観光客に地元のすばらしさをアピールするのが目的で、2日目に「エイサーinいとまん」が行われます。無料で入場できるうえにエイサーだけでも十分な見応えがありますが、各種イベントや花火が打ち上げられる他、ライブも行われるので、家族全員で祭りを楽しむことができるのも魅力です。
カチャーシーで一体感を味わう「名護市青年エイサー祭り」
他のエイサー祭りに遅れて9月の中旬に開催されるのが、沖縄本島北部の「名護市エイサー祭り」。迫力満点の青年エイサーと、一生懸命に踊るかわいらしい子供エイサー、どちらも楽しむことができ、老若男女問わず満喫できるお祭りとなっています。
このお祭りでは、沖縄北部独特の太鼓を持たずに踊る「手踊り」というエイサーを見ることができます。また、このお祭りでも観客も一緒になってカチャーシーを踊ることができるのも楽しみのひとつです。
独創的なエイサーは迫力満点!「世界エイサー大会」
なんとエイサーはお祭りだけでなくコンクールにまで発展しています。毎年9~12月(開催月は年によって異なる)に、創作エイサーのチャンピンオンを決める大会が、国立劇場おきなわで開催されているのです。
大会には「キッズ部門」「ジュニア部門」「グランプリ部門」があり、どの部門も盛り上がり必至です。創作エイサーなので、伝統をアレンジしたり、現代曲を取り入れたりとユニークなエイサーが楽しめるのも魅力です。伝統的なのもいいけれど、独創的なエイサーがみたい方にはピッタリなイベントです。
エイサーの魅力を満喫しよう
実はエイサーは沖縄だけでなく、今や日本各地でイベントが開催されるほどメジャーな踊りになってきましたが、やはり本場沖縄のエイサーが一番でしょう。全島から集まる大規模なお祭りはもちろん、地方で行われる小規模なお祭りのイベントにも、その土地のエイサー文化が残っているので面白いですよ。伝統文化でありながら創作エイサーとしてさまざまなアレンジがされているのもエイサーの魅力のひとつ。毎年行っても毎回違うエイサーが楽しめるので、ぜひ何度でも沖縄に足を運んでみましょう。